実は先日、休憩時間に卓球をして遊んでいるときに、誤ってボールを踏んでしまった小学生がいました。踏んでしまった凹んだボールはこちらにもってきて「ボールが壊れました」「角に当たってボールが凹みました」と言ってきました。このボール、実は試合で使う公認球なので、ものすごく強く角ばったところに当てたとしても、割れることがあっても凹んだりつぶれたりすることはありません。

その後、よくよく話を聞いていくと・・・「踏んでしまいました」と一言。

気持ちはよ～く分かるのですが、これは指導する上で滅多にないチャンスなので、「ウソをつくのは絶対にダメだ」「悪いことをしたらまずは謝ろう」ということを伝えた上で、

「これで気持ちよく今日は眠れるのか」と尋ね、

保護者の方に自分の言葉で何が起きたのかを言うように言い、凹んだボールを持たせてその日は帰っていきました。

そして今日、

「自分から話をしました」と言って、新しいピンポン球を買ってきてくれました。

ピンポン球を買ってきてくれたことはもちろんですが、わざとではないとはいえ、ミスを誤魔化さない言えたことが素晴らしい！きっと言いにくかったでしょうし、勇気のいることだと思います。お家の方のご理解にも頭が下がる思いです。小学校の低学年でこんな経験ができたこと、そして、このような場面に立ち会えたのが何よりも嬉しいです。